第30回日本がん検診・診断学会総会 プレウェブセミナー動画配信ページ

低線量CTによる肺がん検診:エビデンスのまとめとガイドライン改訂 (20分)

講師 : 佐川 元保 先生
東北医科薬科大学 医学部 光学診療部

※第30回日本がん検診・診断学会総会 プレウェブセミナーのオンデマンド配信期間は終了いたしました。

<概要>
低線量CTによる肺がん検診の有効性に関しては、NLSTに続いて、NELSONの結果が2020年に報告され、有意な死亡率減少を示した。ヨーロッパでは他にもいくつかの小規模なRCTが行われ、有意差には至らなくても相対危険度が1を大きく下回る研究もいくつかみられるようになった。これらの研究結果から、重喫煙者に対する有効性のエビデンスについては、ほぼ固まりつつあると考えられる。
それらの状況を受けて、日本肺癌学会肺がん検診委員会では、2020年秋に「肺がん検診ガイドライン」の改訂に着手することを決定した。ガイドラインの概要・性格・作成方針を決定した後、文献のレビューを行い、2022年春にパブリックコメントを募集する段階となった。再改訂の後、理事会の承認を得た上で公表することになる予定である。プレウェブセミナーでは経過報告までしかできないが、総会では、公表されたガイドラインについても解説できると考えている。

<講師ご略歴>
昭和57年3月 東北大学医学部 卒業
昭和57年4月 東北大学抗酸菌病研究所(現:加齢医学研究所)外科入局
平成6−8年 米国National Cancer Institute(国立癌研究所)留学
平成9年4月 東北大学加齢医学研究所外科 助手
平成9−12年 厚生省藤村班で肺がん検診の効果評価研究のとりまとめ
平成13年4月 金沢医科大学呼吸器外科学 助教授
平成17年10月 金沢医科大学呼吸器外科学 教授
平成28年4月 東北医科薬科大学 光学診療部 教授/気管支鏡センター長
現在に至る



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