第30回日本がん検診・診断学会総会 プレウェブセミナー動画配信ページ

半導体PET/CT装置によるがん検診の精度向上 (17分)

講師 : 陣之内 正史 先生
厚地記念クリニック・PET画像診断センター

※第30回日本がん検診・診断学会総会 プレウェブセミナーのオンデマンド配信期間は終了いたしました。

<概要>
1994年、山中湖クリニックで始まったFDG-PETがん検診は、侵襲性や不快感が少なく、一度に全身をスクリーニングできる特長があり、早期のがんを発見できるという期待から2000年以降の10年間で全国に急速に普及した。
当初のPET単独機はノイズが多く画質が不良で、PET単独画像では異常集積の部位同定が困難な例があった。2004年にPET/CTが導入されて、CTとの融合画像およびCT画像そのものの情報も加わり、診断能が向上した。
その後、2016年にシリコンフォトマルPET/CT(半導体PET/CT)の利用が始まった。画像再構成法の進歩も加わり、PET画像の画質が格段に向上した。当院の経験ではこのPET/CTの導入により、より小さい病変の検出が可能となり、特に乳癌の発見率が上昇した。また、特別な装置を必要としない呼吸同期画像の撮像も可能となり、横隔膜近辺の病変の検出も向上している。

<講師ご略歴>
1981年、宮崎医科大学卒、同、放射線科入局
1991年、同 講師
1993〜1994年、英国ロイヤルマーズデン病院、ドイツのフランクフルト大学留学
1997年、宮崎医科大学放射線部助教授
2002年4月、現職

専門
FDG-PET/CTによる腫瘍診断

業績
2004年6月、著書「FDG-PETマニュアル−検査と読影のコツ」を上梓。
2005年8月、「PETサマーセミナー2005 in 霧島」を主催。

資格
放射線科専門医、核医学専門医、PET核医学認定医
第一種放射線取扱主任者、医学博士

学会
日本核医学会評議員
日本核医学会PET核医学分科会委員およびPETがん検診WG座長(2019年6月まで)
日本医学放射線学会員
米国核医学会・ヨーロッパ核医学会員



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