第30回日本がん検診・診断学会総会 プレウェブセミナー動画配信ページ

乳がん検診に関する最近の話題と『がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針』の改正点について (27分)

講師 : 笠原 善郎 先生
恩賜財団福井県済生会病院 乳腺外科

※第30回日本がん検診・診断学会総会 プレウェブセミナーのオンデマンド配信期間は終了いたしました。

<概要>
乳がん検診の最近の話題としてまず、乳がん検診の利益と不利益(過剰診断、偽陰性)に関して、利益としての死亡率減少効果(相対リスク20%減少)について述べる。不利益として代表的なものに、偽陽性、偽陰性、過剰診断があるが、検診関係者は過剰診断についての理解を深め、受診者への適切な状況提供が重要であり、この点にも言及した。
高濃度乳房に関しては、乳房構成を通知する際の留意事項や、現時点での追加の検査に対する考え方を解説する。
最後に2021年10月に「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」が改訂された。主な改正点は「ブレスト・アウェアネス」の用語が採用、自己触診の文言が削除、利益・不利益の説明の実施、受診を特に推奨する年齢が記載、比較読影の実施、MG撮影時に医師の立ち合いが不要となった点などであるが、ブレスト・アウェアネスを中心に解説する。

<講師ご略歴>
現職 恩賜財団福井県済生会病院 乳腺外科(副院長)
卒業大学 金沢大学医学部(1983年3月卒業)

資格
医学博士、日本乳腺専門医・指導医・日本外科学会専門医等 

学会評議員その他
日本乳癌検診学会:理事、評議員、全国集計委員会委員長
〇第29回日本乳癌検診学会学術総会長(2019年)
乳がん検診精度管理中央機構:副理事長、教育研修委員会・指導委員
日本乳癌学会:検診関連委員会委員

厚生労働省等研究班
H29年度 厚生労働特別研究事業:「乳がん検診における乳房の構成(高濃度乳房を含む)の適切な情報提供に資する研究」 研究代表者

H30-R2年度 厚生労働行政推進調査事業費補助金(がん対策推進総合研究事業)「乳がん検診の適切な情報提供に関する研究」(笠原班)研究代表者



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