会長挨拶
ご挨拶
第26回日本がん検診・診断学会総会 会長
日本大学医学部泌尿器科学系主任教授
髙橋 悟
この度、第26回日本がん検診・診断学会総会をお世話させて頂くことになり、大変光栄に思っております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
会期は、2018年9月7〜8日(金・土曜日)で、場所はおなじみの日本大学会館(東京都千代田区九段)です。
今回はメインテーマを、「今、社会が求めるがん検診のかたち」とさせて頂きました。世界に冠たる長寿国である我が国ですが、がん検診の普及率は必ずしも高いとは言えない現状と、がんの種類によっては「過剰診断・過剰治療」の可能性が指摘される今日の社会情勢を考えると、従来の検診のスタイルから「今、社会が求めるがん検診のかたち」に適切に変化することが必要であると思います。また併せて、近年急速に進歩する各種がんの診断技術の進歩を取り上げたいと考えております。また例年のように、たくさんの一般演題のご応募もお待ちしております。
正直申し上げて、本領域は私の専門のど真ん中ではありません。理事ならびに各委員会の諸先生方の貴重なご意見やアイデアを頂きながら、日本大学消化器肝臓内科の森山光彦主任教授、小川眞広先生のご助言を得ながら、魅力あるプログラムを作成したいと思います。どうぞ、ご参加の皆様の素晴らしい発表と熱い討論によって、今回の学術集会ががん検診・診断発展の一助になることを期待しております。
特有な文化と情緒をもつ地方都市と比較すると、兎角東京は面白みに欠けるというご批判は承知しておりますが、なかなかどうして最近の東京は、2020年のオリンピック開催に向けて、急速かつ魅力的に変貌しています。スカイツリーも新名所になり、アベノミクス、あるいは都民ファースト効果か、東京も昔の活気を取り戻しつつあるようです。お時間が許せば、会場がある市ヶ谷界隈からちょっと足を延ばして、靖国神社、千鳥ヶ淵、北の丸公園、神楽坂などの散策も一興かと思います。
皆様のご参加を教室員一同、お待ちしております。