学会誌 第25巻第2号 Jan. 2018

目次

巻頭言

日本のがん検診:2017年の現状と課題
鈴木和浩(群馬大学大学院医学系研究科泌尿器科学教授)

基調講演

がん検診は過剰診断時代においてもがん死亡の30%を救命できる可能性がある
渡辺 泱(渡辺記念長命研究所・所長、京都府立医科大学・明治国際医療大学・名誉教授)

総説

胃がん検診−現状と課題−
一瀬 雅夫(帝京大学医学部 特任教授)

肺がん検診について−岡山県での取り組みを踏まえて−
西井 研治(岡山県健康づくり財団附属病院)

子宮頸がん検診の現状と課題−HPV-DNA検査併用検診からの検証−
寺本 勝寛(山梨県厚生連健康管理センター)

肺がん検診での過剰診断
中山 富雄(大阪国際がんセンター がん対策センター疫学統計部)

子宮頸がん検診に関する精度管理−八王子市の事例から
新藤 健(八王子市医療保険部成人健診課 主査)

Multiparametric TRUS(経直腸的超音波断層法)を用いた前立腺癌診断−現況と限界−
沖原 宏治(京都府立医科大学 泌尿器科)

原著

本邦における前立腺がん検診と福岡市前立腺がん検診の現状
古賀 寛史(福岡市泌尿器科医会前立腺がん検診委員会、青洲会クリニック泌尿器科)、山口 秋人、中村 元信、宮崎 良春、内藤 誠二

乳がん診断における新しいモダリティと個別化検診乳房濃度の重要性−Volparaを使用した乳房濃度−
沢田 晃暢(昭和大学 医学部 乳腺外科)、中村 清吾、明石 定子、桑山 隆志、山口 由紀子、廣瀬 正典

マンモグラフィにおける乳腺含有率の定量化と病変の検知に関する検討
野間 翠(県立広島病院 消化器・乳腺・移植外科)、松浦 一生、板本 敏行、石蔵 麻里、斉藤 浩征

腹部超音波健診発見例の腎血管筋脂肪腫の経過観察
林 有美子(一般財団法人京都工場保健会)、沖原 宏治、長坪 由香、武田 和夫

福井県の住民検診におけるHPV検査併用検診導入の試み−Fukui Cervical Cancer Screening Studyの1年目の結果−
黒川 哲司(福井大学医学部 産科婦人科)、大沼 利通、品川 明子、知野 陽子、小林 基弘、吉田 好雄

血清ABC分類と内視鏡ABC分類を組み合わせたハイブリッドABCを用いた胃がんリスクの層別化
乾 正幸(医療法人和泉会 乾内科クリニック)、大和田 進、乾 純和

経験

肺癌における区域切除や胸腔鏡下手術前の3次元CT画像による画像評価が有用であった3症例
矢ヶ﨑 秀彦(神奈川県立がんセンター呼吸器科)、山田 耕三、近藤 哲郎、加藤 晃史、斎藤 春洋、仁藤 まどか、永島 琢也、伊藤 宏之、中山 治彦、横瀬 智之

症例報告

比較読影により早期に発見したトリプルネガティブ乳癌の一例
安井大介(国立病院機構 呉医療センター・中国がんセンター 乳腺外科)、村上千佳、重松英朗、尾﨑慎治

会告


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