第2回日本がん検診・診断学会習熟講習会のご案内
日本がん検診・診断学会
認定医制度委員会
日本がん検診・診断学会では、従来臓器ごとの専門にとらわれがちであったがんの検診と診断を、もっと広い視野から知識を交換し情報を提供しあうことを目的として、優れたがん検診のgeneralistを認定するための、日本がん検診・診断学会がん検診認定医制度を一昨年より発足させました。
今年は、コクヨホールで開催された本学会第16回総会の直後の2008年9月21日(日)に、慶應義塾大学病院で第3回がん検診認定医講習及び試験を実施し、41名(新規34名、既取得者7名)の会員が受講され、そのうち試験を受けられた34名が合格されました。
この度、がん検診認定医の方々及びがん検診に関わる医師を対象に、日本がん検診・診断学会習熟講習会を下記のプログラムで開催いたしますので、認定医資格を得られた方は是非ご出席くださいますようご案内いたします。本講習会を受講されますと、5年後の資格更新に必要な教育研修単位合計50単位のうち25単位を取得できます。
多数の方々のご出席をお待ちしております。
本講習会は、認定医資格をお持ちでなくとも、日本がん検診・診断学会会員あるいは関連7学会会員であればどなたでも受講できます。
※習熟講習会の受講・受験のお申込受付は終了いたしました。 |
記
日時 | : | 2008年12月20日(土) 14:00〜17:30 |
会場 | : | 駿河台日本大学病院 3階講堂 (東京都千代田区神田駿河台1丁目8-13(JRお茶の水駅より徒歩5分)) |
受講料 | : | 5,000円(当日会場で徴収します) |
プログラム
14:00〜14:15 | 開会挨拶 渡邉 泱(認定医制度委員会委員長) |
14:15〜15:15 | 『次世代シーケンサーを用いたRNA研究の最前線と医学応用』 林﨑 良英 (独立行政法人理化学研究所 オミックス基盤研究領域 領域長) |
15:15〜15:35 | 質疑応答 |
15:35〜15:45 | 休憩 |
15:45〜16:45 | 『疫学と在来医学の葛藤』 青木 國雄 (名古屋大学名誉教授・愛知県がんセンター名誉総長) |
16:45〜17:00 | 質疑応答 |
17:00〜17:30 | 総合討論 |
(※プログラムは一部変更することがあります。)
講師と講演内容のご紹介
林﨑良英氏
大阪大学医学部卒。理化学研究所オミックス基盤研究領域 領域長。王立カロリンスカ・クイーンズランド大学客員教授。
2003年にヒトゲノムの解読宣言がなされたのとほぼ時を同じくして、ノンコーディングRNA(ncRNA)のかつて知られていなかった重要性が徐々に明らかにされ始め、生命活動の本態はDNAよりむしろRNAにあるのではないかという、いわゆるRNAルネッサンスの時代が開かれつつある。50年間続いたDNA 主体のセントラルドグマは、ついに崩壊してしまうのだろうか。RNA研究で世界の先端を走り、常に話題の中心にいる林崎氏が、超多忙の中を私たちの習熟講習会のために貴重な1時間を割いてくださった。
青木國男氏
名古屋大学医学部卒。名古屋大学名誉教授。愛知県がんセンター名誉総長。
我が国がん疫学界の最長老である青木先生が名古屋大学教授(予防医学)時代に組織された大規模コホート疫学研究、いわゆるJACC studyは、多数の研究者によって広く利用され、研究開始後20年余を経て着々とその成果を挙げつつある。先生はまた斯界随一の博学として知られ、数々の貴重な医学の挿話を多くの場で紹介しておられる。今回は疫学のみに限らず、先生のがんに対するスケールの大きい思想の一端を伺える良い機会である。
お問い合わせ先
日本がん検診・診断学会事務局
株式会社クバプロ
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