第14回日本がん検診・診断学会習熟講習会のご案内

日本がん検診・診断学会
認定医制度委員会

この度、がん検診認定医の方々及びがん検診に関わる医師を対象に、日本がん検診・診断学会習熟講習会を下記の要領で開催いたしますので、認定医資格を得られた方は是非ご出席くださいますようご案内いたします。本講習会を受講されますと、5年後の資格更新に必要な教育研修単位合計50単位のうち25単位を取得できます。

名称第14回日本がん検診・診断学会習熟講習会
日程2021年2月1日〜2021年3月31日 (予定)
申込期間2020年12月1日〜2021年3月19日 (予定)
講演形式オンデマンド配信 ※現地開催は行いません。
講演講師3名 各40分
参加費5,000円

※詳細は決定次第、本ページ上にてご案内いたします。


講師のご紹介

池田和隆先生池田 和隆 先生

(公財)東京都医学総合研究所精神行動医学研究分野

「医療用麻薬の正しい知識でがんの苦痛のイメージは変わる」

<ご略歴>
公益財団法人東京都医学総合研究所
精神行動医学研究分野 分野長
依存性物質プロジェクト プロジェクトリーダー
1966年東京都中野区生まれ。1989年東京大学工学部反応化学科卒業。1991年大阪大学大学院医学研究科修士課程修了。1995年新潟大学大学院医学研究科博士課程修了。博士(医学)。1995-2000年理化学研究所勤務。2000-2011年東京都精神医学総合研究所勤務。2011年より東京都医学総合研究所勤務。
脳の世紀推進会議正会員。新潟大学客員教授。慶應大学客員教授。アジア神経精神薬理学会理事長。日本アルコール・アディクション医学会広報委員長。日本学術会議アディクション分科会委員長。
快情動の分子メカニズムの解明がライフワーク。
編著に、アディクションサイエンス―依存・嗜癖の科学―(2019年朝倉書店)など。

<概要>
一昔前まではがんには死のイメージがありましたが、最近の目覚ましい医学の発展で、早期にがんを発見して治療することや、末期がんからの回復もあり得るようになり、がんの死のイメージは大きく変わったと思います。日本人の半分はがんに罹患しますし、がんサバイバーが社会で活躍しています。一方、がんになると心身ともに苦痛に襲われ、痛みを抑えるのにモルヒネなどの医療用麻薬を使えば人生終わりだ、といったがんの苦痛のイメージは今でも残っています。確かに、がん性疼痛は複雑で治療が難しいですし、鎮痛薬には副作用もあります。また、医療用麻薬の作用には大きな個人差があり、同じ量を摂取しても量が足りず痛みが取れない人もいれば過量で呼吸抑制を起こす人もいます。しかし、痛みを抑える技術や体制は格段に進歩しましたし、医療用麻薬感受性個人差のメカニズムも明らかになりつつあります。がんに適切に備えるには、医療用麻薬の正しい知識を身に着けることも大切だと思います。


髙橋雅士先生髙橋 雅士 先生

医療法人友仁会 友仁山崎病院 病院長

「今更ながらの胸部単純写真:Let's Back to the Basics」

<ご略歴>
放射線科医。医学博士。1958年宮城県生まれ。滋賀医科大学卒業。1985年滋賀医科大学放射線科助手、1986年天理よろづ相談所病院放射線科医員、1993年米国Long Island Jewish Medical Center放射線科リサーチフェロー、1997年滋賀医科大学放射線科講師、2000年助教授、2007年病院教授、2014年医療法人友仁会友仁山崎病院病院長、滋賀県肺癌部会長として滋賀県の肺癌検診の啓発・普及に努めている。

<認定医など>
日本医学放射線学会診断専門医、マンモグラフィー読影認定医、日本消化器がん検診学会認定医、日本がん検診・診断学会認定医、肺がんCT検診認定医、臨床研修指導医
AIR(Asian Intensive Reader of Pneumoconiosis)認定読影医、日本医学放射線学会研修指導者

<所属学会>
日本医学放放射線学会、日本呼吸器学会、日本肺癌学会、医療マネジメント学会、日本消化器がん検診学会、日本がん検診・診断学会、日本CT検診学会、Radiological Society of North America、American Roentgen Ray Society、European Congress of Radiology

<概要>
胸部単純X線写真は、日常臨床のルーチンワークに組み込まれており、病院でその撮像件数が減っていることはない。AIが画像診断の領域に大きく入り込んできており、胸部単純X線写真もその格好の対象画像であるが、しばらくは医師が画像を前に何らかの判断を迫られるという構図は変わらないのではないだろうか。CT全盛の現在の画像診断において、胸部単純X線写真がまだ臨床的に意義を持ち続けている領域のひとつに肺野型肺がんの検出がある。CTの被曝線量が著しく低下し、近い将来それは胸部単純X線写真正面1枚分のレベルより低くなる可能性がある。しかし、対策型検診が比較的広く受け入れられてきた本邦において、肺がんの検出を目的とした画像検査が全てCTに置き換えられるまでには、多くの課題解決と時間が必要であろう。本講演では、胸部単純X線写真を用いて肺がんの候補陰影を検出する際に注意すべきTIPSを述べる。


佐藤佳先生佐藤 佳 先生

東京大学医科学研究所感染症国際研究センター 准教授

<ご略歴>
1982年4月22日 山形県生まれ
2001年3月 山形県立山形東高等学校 卒業
2004年3月 東北大学農学部応用生物化学科 卒業
2007年3月 京都大学大学院生命科学研究科修士課程 修了
2010年3月 京都大学大学院医学研究科医学専攻博士後期課程 修了(短縮)、医学博士
2010年4月 京都大学ウイルス研究所 博士研究員(日本学術振興会特別研究員PD)
2010年7月 京都大学ウイルス研究所附属新興ウイルス研究センター 特定助教
2012年8月 京都大学ウイルス研究所 助教
2016年3月 京都大学ウイルス研究所 講師
2016年10月 京都大学ウイルス・再生医科学研究所 講師
2018年4月 東京大学医科学研究所感染症国際研究センター 准教授(研究室主宰者)
(兼任)
2008年4月-2010年3月 日本学術振興会特別研究員DC1
2012年8月-2016年2月 京都大学医学研究科感染病態学分野 助教
2015年7-10月 英国グラスゴー大学 客員研究員
2016年3月-2018年3月 京都大学医学研究科感染病態学分野 講師
2016年4月-2018年3月 京都大学薬学研究科分子ウイルス学分野 講師
2018年4月- 京都大学ウイルス・再生医科学研究所システムウイルス学分野 連携准教授

<主な受賞歴>
ECC山口メモリアルエイズ研究奨励賞. 第26回日本エイズ学会学術集会・総会, 横浜. November 2012.
杉浦奨励賞. 第63回日本ウイルス学会学術集会, 福岡. November 2015.
文部科学大臣表彰 若手科学者賞. April 2020.

<概要>
バイオインフォマティクスが駆動するウイルス学 ウイルスが異なる種の宿主に感染する(異種間伝播する)ためには、さまざまな障壁を乗り越える必要がある。ウイルスはまず、元の宿主から新たな宿主へと「暴露(spillover)」される必要がある。次にウイルスは、新たな宿主で複製する中において、新しい宿主の中で複製するために有利になる変異を獲得し、新たな宿主の個体の間で伝播し、新たなウイルスとして適応進化する。しかし、ウイルスが異なる種の宿主への異種間伝播を達成するためには、「種の壁(species barrier)」を乗り越えなければならない。 ウイルスはどのようにして「種の壁」を乗り越えるのか? ウイルスの異種間伝播の系譜については、分子系統学的解析からトレースすることができるが、異種間伝播の分子メカニズムについては不明な点が多い。本講演では、エイズウイルスと新型コロナウイルスを例に、我々の最新の研究成果を概説すると共に、ウイルスと宿主の進化的攻防について議論したい。また、最先端のバイオインフォマティクス解析技術を駆使した最新のウイルス研究の内容についても紹介したい。


お問い合わせ先

日本がん検診・診断学会事務局
株式会社クバプロ
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-11-15 6F
TEL : 03-3238-1689
FAX : 03-3238-1837
E-mail : NPO法人日本がん検診・診断学会へのお問い合わせ


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